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≪硬膜の調整≫クレニオ・セイクラル・セラピー

クラニオ・セイクラル・セラピー(CST)という手技療法があります。


頭蓋骨と仙骨(骨盤の真ん中の骨)は硬膜という組織でつながっています。
これはどうつながっているかというと、


硬膜は頭蓋骨の裏側にくっついて、大後頭孔まで付着しています。さらに24個の骨でできている背骨の、その上から2個目と3個目の前側の部分、さらに仙骨のS2と呼ばれる部分の前側に付着します。


この硬膜の付着部の関係と、脈絡叢という脳の部分から産出される脳脊髄液のリズム等によって、頭蓋骨と仙骨は独自のリズミカルな動きがあるとオステオパシーでは考えます。


医療系の方でないと、なんのこっちゃという感じかもしれませんね笑。


これらのことをシンプルにいうと、「頭蓋と仙骨は硬膜によって連絡し独自の動き=システムがある」ということです。


クレニオ・セイクラル・セラピーは、この硬膜とそれに付随する筋膜や隔膜を非常に優しいタッチで調整していく手技療法です。


この優しいタッチで頭蓋骨~仙骨のシステムを改善することにより、脳脊髄液の流れを促進し、中枢神経の働きを活性化、また硬膜~筋膜の制限を緩和し、血液やリンパ液の流れを改善し、免疫システム、身体のエネルギーシステムを高めることにより、多くの機能障害や痛みに対して効果的だとされています。


これらの見地や臨床データから効果が認められる効果としては、


頭痛、偏頭痛、眼、耳、鼻の問題、めまいや耳鳴り、睡眠、顎関節、衝撃を受けた後の様々な後遺症、自閉症、学習障害、脳や神経系の手術後の不調、慢性的な首や背中、腰の痛み、側湾症、内臓の不調、自律神経の問題、筋膜や結合組織の問題、妊娠中や出産時または出産後に受けた障害、などとされています。


頭痛も原因は様々ですが、当サロンのクチコミで「頭痛の症状が緩和して脱薬ができた」というようなものがあり、その時に使ったテクニックの一つです。(CST以外のこともしています)


CSTは触れているだけのようなものですが、気持ちよく寝てしまうかたも多くいらっしゃいます。

 

 

ちなみに私は国際的な機関であるUIの正規の水準をクリアしています。写真はそのテキスト。