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肩こりについて。

たくさんの人を悩ませる肩こり。
たかが肩こりと思われることも多いかもしれませんが、悩まされている人にとっては重大な問題ですよね。


火のないところに煙は立たない、というように肩がこることにも何らかの原因があります。


原因は様々で、例えば胃や十二指腸、肝臓が悪さをしていることもありますが、今回は姿勢についてお話ししようと思います。


私たちが立っている時、体のトップにある臓器は頭です。
この頭は4kg~6kgほどの重さだと言われています。


人が立っている時、5kgの重さのものが常に身体のトップにあるのですから、人間とはなかなか不安定な中でバランスを取っているんですね。


頭はおよそ5kgですので、2Lのペットボトルを2本と500mlのペットボトル2本の入った箱を持っているイメージをしてみましょう。


この5kgの箱を胸にくっつけてハグするように抱えるのと、前ならえをして持つのでは、身体にかかる重さが変わりますよね。


頭のポジションも同じで、この約5kgの頭を支えてくれているのが首や肩回りの筋肉なのですが、この中には「肩こり筋」とよくいわれる僧帽筋も含まれます。


もちろん僧帽筋も適切に使ってあげないと、それはそれで機能低下や痛みを出しますので、この5kgの頭がバランスよくに背骨の上に乗って、適切に僧帽筋が働いてくれている状態が理想ですが、困ったことに現代の生活は頭が前に出て、頭を余計に重くしてしまいやすくもあります。


この「増す重さ」ですが、一説では、頭のポジションが2インチ前に出るとポンドの負荷が掛かると言われていて、これをセントとキログラム換算すると、「約5センチでおよそ14.5kg」の重さになります。


ちなみに3インチ(7.62センチ)だと42ポンド(19.05kg)とも言われています。


この重さを支えてくれている一つが僧帽筋ですが、こんなに重いと悲鳴=肩こりを出すということですね。


ピンときた方はオステオパシーの施術を受けてみましょう。



ブログ画像≪ちなみに英語で肩こりは「Trapezius Myalgia」=「僧帽筋の筋肉痛」と呼ぶこともあります。PCやスマホを扱わない生活は難しいという方は、PCやスマホを適切に扱う姿勢を修得することが大切です。≫