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どんな時に何を受ければ良い?(2)

<2>整体

 

整体は、身体の歪みを整えて身体の機能を改善するものです。

 

 

自分の力では戻せない歪みを、人の手で「整」えて良い状態の「体」にしてもらう=「整体」ということですね。

 

 

日本は整体は法整備されていないので、様々な流派があります。

流派は、治療家が独自に考たものや、古くから継承されたきたもの、海外から取り入れたものなど様々です。

 

 

どういった流派であれ、整体とは本来、病院へ通ってもなかなか良くならない症状や、慢性的な症状、ぶり返す症状といった、「日本の医療の取りこぼしを拾うもの」といえると思います。

 

 

ただ前述の通り多くの流派があるため、内容も「筋を診る」「関節を診る」「頭蓋骨を診る」「内臓を診る」など、いろいろなものが存在します。

 

 

このように流派が多いことが「整体」という意味合いを曖昧にしている要因だろうなと思います。

 

 

ご自分で、自分の症状や流派の特徴が分かれば、自分自身でどの整体術が良いのか選べるのですが、正直それはなかなか難しいでしょう。

 

 

ちなみに日本の「整体」という言葉は「山田式整体術」の「整体」が基と言われています。

 

 

そしてこの山田式整体術は当時、1910年頃に日本に伝来したオステオパシーのようです。

 

 

全てではないでしょうが、日本の整体自体が輸入されたものとも考えられます。

 

 

ですので、私個人的に良い整体を選ぶ基準として思うものは、

 

 

「信頼できる人の紹介」

「海外の国家資格取得者」

「海外と連携した数年間のカリキュラムの認定者」

 

 

などです。

 

 

もちろんそれ以外でも上手な人はいます。

ですので、もう一つ思う基準は「しっかり検査をしているかどうか」です。

 

 

病院で問診も検査もしないでいきなり手術をすることはあり得ないのと同じで、整体や徒手療法でも、いきなり身体に触り施術を始めることは本来あり得ないと考えられます。

 

 

写真は山田式整体術の本。100年も昔のものですから、横文字の読み方が逆ですが、オステオパシーと書いてあるのが分かります。