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オステオパスとは?(後編)

さて、オステオパシーに限らずそもそも「哲学」とはいったいなんなのでしょうか?


古代ギリシアの哲学者プラトンはこう言っています。


「本当に大切なことが何かを見極めなければならない。そこでは現状から離れた視点が必要なのだ。その視点こそが哲学である。」


オステオパスにとってこの「視点」に当たるのが前編に書いた四つの原則に当たり、これがオステオパシー的な思考の土台になります。


つまりオステオパスとは、外科医的や内科医的のように“オステオパシー医的“な思考をして、その時に起こっている症状をだけでなく、その症状がなぜ生じているかをみる者であり、そのためへの広い見識と視野、センスを身に付けた者のことを言います。


オステオパシーの手技を“投薬”するからオステオパスではないのです。


少しややこしい点もあると思いますがここまで読んでいただいて、前編の冒頭に書いた「オステオパスとは、オステオパシーの哲学にのっとり治療を行う者のこと言います」、という部分が、なんとなく伝われば嬉しいです♪


個人的にはですが、例えば、その風土、気候で育った作物が地場の料理に合うように、オステオパシー独特の手技もまた、オステオパシー的な思考の結果に選択した場合により適するだろうな、と感じています。

 

 

哲学者プラトン。Wikipediaより。