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手技で不安感にどうアプローチするのか?(2)

今回のブログは、「手技で不安感にどうアプローチするのか?(1)」でお話しした中の、(1)呼吸システムの改善についてです。

 

 

(1)呼吸システムの改善

 

 

不安感やイライラ感が出る時、人は呼吸が浅くなります。

そんなとき、「ほら落ち着いて、深呼吸しよう」とよく言いますが、実際にメンタル面と呼吸は密接な関係があり、オステオパシーではここへアプローチをすることによって治癒を促します。

 

 

この説明のために、まず簡単に3つのお話をします。

 

 

まず一つ。

電車に乗り遅れそう!乗れないとまずい!焦ってダッシュ!間一髪無事乗車!!

…のような時、車内では身体全体で呼吸をしていると思います。(そしてちょっときまずい笑)

 

これは身体が多くの酸素を取り入れようとしているためで、生理学では「酸素借/酸素負債」などと呼びますが、この時の身体は普段の呼吸では使わない首肩の筋を使ってより多くの酸素を取り入れようとしています。

 

 

もう一つ、こんどは脳の話です。

「脳は外部からのフィードバックを受ける」という特徴があります。要するに外からの影響を受けるんですね。この「外」とは脳にとっての外なので自分自身の身体自体のことも指します。

 

これはどういうことかというと、「不安やイライラする動作やフリをしていると本当にそうなる」ということで、脳のシステムの一つであるミラーニューロン等も介在していると考えられています。

 

 

そして最後の一つ。

吸気異常発火という、「通常の呼吸システムで使わないはずの筋が呼吸で使われてしまう」という現象があり、これは身体のシステムの誤作動のことが多いようです。

 

この通常使わないとは、電車の一件のことも含みます。

 

 

 

さて、この3つを繋げてみましょう。

 

 

すると、「吸気異常発火を起こして、焦りや不安を感じる呼吸を無意識に日常的に繰り返していると、本当にえもしれない不安感や焦燥感を脳が感じてしまう」ということになります。

 

 

こういったことを踏まえて、詳細な解剖生理学の知識と、何百とあるオステオパシーの手技テクニックを使って、不安感やイライラ感を改善していくのが、タイトルにあるオステオパシー的なアプローチになります。

 

 

呼吸は大切です。ヨガやピラティスも良いですし、オステやコンディショニングを受けてからだと、身体が機能するのでなお良しです◎